KaiMailにメーリングリスト機能が追加されました
KaiMailにメーリングリスト機能が追加された。カスタムドメイン上で公開型転送リスト、メルマガ型の一斉送信リスト、メンバー限定型の議論リストの3種類に対応する。すべて適切なDKIM署名とDMARC整合性を備えており、別途ツールを用意する必要はない。
メーリングリストを運営したことがある人ならわかるだろう。チームへの連絡、購読者へのニュースレター、小規模な議論グループ。それぞれに別のツールが必要だった。一斉送信にはMailchimp、議論にはGoogle Groups、あとは適当なSaaSを横付けして補完する。どれも別のログイン、別の月額料金、別の管理対象だ。
KaiMailにメーリングリスト機能が組み込まれた。自分のカスタムドメインで使える。

3つのリストタイプ
カスタムドメイン上にListメールボックスを作成するとき、3つのモードから選択できる。
公開型(デフォルト)
リストのアドレスに届いたメールは、すべてのメンバーに転送される。送信者の制限はない。これがオリジナルのKaiMailリストの挙動だ。シンプルな複数アドレス転送で、「ただ動く」。リストにメールを送れば誰でも届く。
このタイプのリストは共有メールボックスとして使うのが一般的だ。例えば、3人の営業チーム用の [email protected] など。
メルマガ型
リストの所有者だけが、認証済みSMTP(ポート587)経由で投稿できる。それ以外の人からの受信メールは、明確なバウンスメッセージとともに拒否される。ニュースレターや告知など、誰が送信できるかを完全にコントロールしたい場面で使う。
例えば、私たちはこのタイプのリストをイベント告知に使っている。Pythonのカンファレンスに興味があるコミュニティが登録しており、定期的にメールを送ってカンファレンスの開催日やCall for Proposal(CfP)の締切を知らせている。
メンバー限定型
メンバーが全員返信すると、その会話はリスト内に留まる。投稿はDMARC整合性とアクティブなメンバーシップの検証を通過してから配信される。確認済みメンバーのみが投稿できる。リストに送られたメールには Reply-To ヘッダーがリストのアドレスに設定されるため、返信は元の送信者に直接届くのではなく、リストを通じて流れる。
内部的な仕組み
メルマガ型またはメンバー限定型のリストを通過するすべてのメールは、元の送信者ではなくリストドメインのキーでDKIM署名される。これにより、リストの受信者すべてに対して認証が正しく通り、メッセージがスパムフォルダではなく受信トレイに届く。
メルマガ型リストでは、普段使っているメールクライアントでメールを作成し、KaiMailのポート587 SMTP送信経由で送信する。KaiMailは From: ヘッダーをDMARC互換の形に書き換え(Mailmanの処理と同様の手法)、ドメインキーでメッセージに署名し、すべての購読者に一斉配信する。
セットアップ方法
- KaiMailダッシュボードにログインし、カスタムドメインを開く。
- 新しいメールボックスを追加し、ルートタイプとして Email List を選択する。
- リストタイプを 公開型、メルマガ型、メンバー限定型 のいずれかに選ぶ。
- リストに購読者のアドレスを追加する。
以上だ。リストのアドレスに届いたメールは、選択したモードに応じて処理される。
プラン別の利用可否
メーリングリストはすべてのプランで利用できるが、メルマガ型とメンバー限定型には有料プラン(Plus、Pro、Business)が必要である。Basicプランのユーザーは公開型リストのみ作成できる。
| プラン | 公開型 | メルマガ型 | メンバー限定型 |
|---|---|---|---|
| Basic | ✓ | — | — |
| Plus | ✓ | ✓ | ✓ |
| Pro | ✓ | ✓ | ✓ |
| Business | ✓ | ✓ | ✓ |
メルマガ型とメンバー限定型はSMTP送信とセットになっている。有料プランにはどちらも含まれている。
なぜこれが重要か
自分のドメインでメーリングリストを運営することで、購読者が目にするのは [email protected] であり、サードパーティの送信サービスではない。SPF、DKIM、DMARCはすべて適切に整合する。なぜならKaiMailが送信経路全体を管理しているからだ。また、数十人に月1回の更新を送るだけのために、別途購読者あたりの料金を払う必要もない。
KaiMailで転送を使っているなら、リストはすでに管理している同じドメイン上の別のメールボックスタイプに過ぎない。
メーリングリスト機能はすでに利用可能だ。ダッシュボードにログインして今すぐ始めてほしい。
カマル・ムスタファ